超音波検査

当院の超音波検査の特徴

01 詳細な検査が可能な超音波検査装置の導入

02 超音波専門医による適切な検査

03 肝硬度・肝脂肪度測定(超音波エラストグラフィー)

当院では富士フィルム社のハイエンド機器 ARIETTA 750を導入しています。従来機種と比較し、明瞭な画像が得られ、正確な診断に寄与しています。当院では本機種導入により、多数の悪性疾患・良性疾患・大血管疾患を診断し、各専門病院に紹介し、適切な治療をお受けいただけます。正確かつ早期に疾病を診断できるよう、日々研鑽していますが、超音波検査には限界があり、全てを完全に診断することはできません。院長は超音波専門医であり、超音波機器の可能性と限界を理解し、適正な検査を提供しています。院長は腹部領域の超音波を得意としていますが、プライマリケアに必要なその他の臓器(心臓・頸動脈・下肢血管・甲状腺等)の観察も行います。

観察可能な対象臓器、疾患(代表例)
・肝臓:脂肪肝、肝血管腫などの肝腫瘤、慢性肝炎、肝硬変
・胆嚢・胆管疾患:胆石、ポリープ、胆嚢癌、胆管癌
・膵臓:膵炎、膵癌、IPMN(膵嚢胞性腫瘍)
・腎臓:腎結石、腎嚢胞、腎臓癌
・脾臓
・膀胱:膀胱癌
・前立腺:前立腺肥大症、前立腺癌
・子宮:子宮筋腫
・大動脈:大動脈瘤
・リンパ節

当院では超音波エラストグラフィーによる、肝脂肪度測定、肝硬度測定を実施しています。脂肪肝の状態、慢性肝炎の状態(線維化の評価、肝硬変の有無)に大変有用な検査です。

超音波・CT・MRIの違い

超音波CTMRI
撮影原理超音波放射線磁力
利点リスクが殆どない
簡便で安価
広範囲を詳細に検査可肝腫瘍、胆道の観察に優れる
欠点観察の限界がある
検者の技術に依存
被ばく
高価
広範囲の観察ができない
高価

それぞれ検査の利点欠点があります。丁寧な問診・診察を行い、診断を予測することが最も大切です。超音波で観察を行った上、必要に応じて、CTやMRIで精密検査を行います。